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テレワークを実施してみて②

【投稿者】みぃさん

サン・コンピュータで、テレワークを実施してみて、一番の課題は、やっぱりコミュニケーションでした。

社内では、全社員がスカイプIDをもち、いつでもチャットやテレビ電話で会話ができるようにしています。
しかし、同じ空間にいないということは、予想以上に様々なフラストレーションがあるようです。

遠慮がちな若手社員は、気軽にチャットで質問ができて良いという声がある反面、
気軽に質問が飛んできて、自分の作業が中断されるというベテラン社員もいます。

ちょっとした質問を聞くのに、相手の顔が見えないため「声をかけても大丈夫かな?」と一人で躊躇してしまい質問しづらいという声もあれば、
質問が来ない分、自分の作業が捗り良いと思う反面、質問が来ないことが心配になったりするという声もあり ( ´艸`)

テキストベースでの会話では、ニュアンスや意図が伝わらなかったり、ちょっとしたイラストで伝えた方がわかりやすいときもあり、
そうなると手間や時間がかかる。
テレビ電話での会話は、顔は見えるけど、作業の流れや全体像が見えないものがあり、全容を把握したりその説明に時間がかかってしまう。

近くで作業をしていれば「これ、なんですか?」で済みますが、遠隔では、まず「これ」の説明からしていかないとならない。
若手メンバーが悩んで作業の手が止まっていたら後ろでそっと画面をのぞいて、瞬時にアドバイスできたりもするけど、
遠隔では、手が止まっているのも見えず、画面をのぞくこともできない。
そういう点では、リーダーや先輩は心配が増してしまいます。

定期的に「大丈夫ですか?」と声をかけても、「とりあえず大丈夫です」と回答を返してくれるけど・・・
「と・り・あ・え・ず」って・・・なんだろう?? と、心から安心できません(^^;

また要点をまとめて端的に話す、質問する、回答するという伝達能力も必要になってきます。
遠慮から、丁寧に細かく説明していると遅延に繋がりますし、逆に端的過ぎても誤解を生みます。
上司にも、より高い想像力や傾聴力が求められます。

何よりも、日頃からの信頼関係が、遠隔で仕事をする上では、最も大事なんだと実感しました。
テレワークでなくても、新たなメンバーと仕事をするとき、新しいプロジェクトを立ち上げたりする際には、綿密な打ち合わせが必要であり、
そこで意思疎通を図り、共通認識を持ち、方向性を統一させていくことがプロジェクトを成功に導く重要な鍵となります。

そして、何よりも、同じ空間にいて、相手の顔が見えていることは、それだけで安心であることを実感しています。

一通り説明して「わかりました」と言って打ち合わせを終えても、モヤ~っとすることが時々あります。
そのモヤ~っとした空気感や表情は、同じ空間にいないと感じ取れません。
メンバーの焦りやイライラも、テレワークでは感じ取れないんですよね…。
プログラミングは、一人で黙々と作業する場面も多いですが、やっぱりチームで物づくりをしているので、
チームの空気感が肌で感じ取れないことは、デメリットでしかないです。

また、同じプロジェクトのメンバーや用件のある特定の人としか会話をしないため、物足りないという声もありました。
同じ空間にいて顔を合わせていると、他愛もない会話や雑談が生まれ、それが息抜きにもなっていたことに気付かされます。
会社の情報も入ってこないので、なんとなく不安だったり、寂しい気持ちにもなるようです。

毎日顔を合わせて仕事をしていたら、気付くことのなかったことだと思います。

コロナという未知の恐怖が迫る中で、私達は不安や不便が多く冷静さを失いがちですが、
そういう時こそ、落ち着いて状況を理解し、視点を変え、視野を広げ、方向性を見極めていく時期なのかもしれません。

今までの「普通」や「日常」とは違う環境になって、失うものが大きいように感じても、
私達はテレワークを実施してみて、新たに、気付けたもの、見えてきたものがあり、メリットとデメリットを体感し、
そして、オフィスワークのメリットも再認識することができたのです。

テレワークの実施で見えた課題は、新たなチャンレンジへのスタートでもあり、スキルアップ、レベルアップへの意欲にもなりました。
未来に向けて、私達は「自分達ができること」を実践し続け、更なるパワーアップをしていきます♪

テレワークを実施してみて①

近所の道路工事の風景

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